副業解禁で変わる働き方。副業推奨の鳥井謙吾CEOの本音をインタビュー

2016年2月、ロート製薬が副業解禁したことは、ニュースにもなり、大手も副業解禁に踏み切るきっかけになった。

しかし、ベンチャー企業の中には、副業解禁どころか推奨している企業も多数ある。

 

そのうちの一社であるPVモンスターCEOである鳥井謙吾氏に、副業推奨の本音をインタビュー。

 

今までのサラリーマンという働き方の概念が覆されている時代。

働き方を考える良い機会になることは間違いない。

 

副業解禁どころか複業していることが当たり前

芝本
副業が2017年から正式に解禁されていますが、今日は副業推奨の社長に来ていただき、副業解禁について本音トークをしたいと思います。

よろしくお願いします。

鳥井さん自己紹介をお願いしてよろしいでしょうか?

鳥井さん
鳥井謙吾です。2013年ごろから副業や起業を支援するような活動をやってまして、2015年からは会社を立ち上げて経営してます。

社員は現在自分含めて7名です。

芝本
ありがとうございます。

鳥井さんは社長として副業解禁前から副業推奨を唱えていますが、なぜ副業を推奨しているんですか??

鳥井さん
副業と本業の境目は大変曖昧になってきてるように感じます私のように事業主だと、そういう概念すらないです
芝本
副業も本業もないと。もう少し詳しくお願いできますか?
鳥井さん
雇われている感覚だと、人から与えられた仕事をやるのが本業で、自分から選択したのが副業という感じだと思うんですよね
芝本
そうですね。
鳥井さん
でも、事業主というのは、そういう意味で言うと全部副業になっちゃうわけですよね。全部自分で選択して仕事を取ったり、仕事を作ったりしていくわけですから
芝本
おっしゃる通り、全部副業と言えば副業で本業といえば本業ですね。

ただ、雇っている身からすると、「与えた仕事をこなしてもらわないと!」みたいな感覚はしませんか?副業禁止している企業は、本業に影響が出る。「与えた仕事をこなしてもらわないと困る。」という意味が強いと思います。

鳥井さん
そのあたりは基準値の違いだと思います。そもそも、与えた仕事をこなさないという前提が存在していません(w。
芝本
基準値と言いますと?。
鳥井さん
つまり、レベルが低い話なんですよ。そういうのは。お金渡して、無理やり働かせてる時代の話じゃないですか。

でも、今はもうそんな時代じゃなくなってるんです。優秀な人材ほど、お金以外のインセンティブで動くようになってきています。

芝本
お金で無理やり働かさせるほど、人は頭悪くないですもんね。

会社も1対1ではなく、社員と緩く繋がっていく時代だと思います。

生活のためにお金を稼ぐ時代ではなく、個人としてどう生きるか。というところにフォーカスされてきていますね。

鳥井さん
さっきの言葉に集約されてるんですよ。

「与えられた仕事をこなしてもらわないと困る」ってやつ。そもそも仕事というのはクリエイティブなもので、事業主の感覚だと、何が遊びで何が仕事かなんてわからないし、想像もつかない。

遊んでるのが仕事に繋がっていくこともあるし、他人から見たら仕事だけど本人は遊んでると思ってる時もあります。

副業禁止というのは、「与えられたマニュアルに沿った動作を強いる」というのが仕事だと思ってる人の考え方なんですよ。経営者がそういう考えでは、優秀な人材は集まってくれません。

芝本
そうですね。そういう人の元では働きたくないですね。では、次の質問に移りたいと思います。
鳥井さん
はい。

 

副業を推奨して良かったこと・副業しやすい業界

芝本
実際に副業解禁されて推奨されて、上記の仕事と遊びの境目がなくなっている流れだと思いますが、副業を推奨されて良かった点を教えていただけますか?
鳥井さん
副業をやっている人は、自分で考えるようになったかなと思います。
芝本
なるほど、自分で稼ぐとなるとマニュアルに沿った仕事をしているだけではだめですもんね。クリエイティブになったと。
鳥井さん
そうですね。選択肢の幅が広がって、自由な発想になっていく傾向があると思います。
芝本
それは社業にとっても大きなメリットですね。実際の事例を教えていただけますか?
鳥井さん
例えば、社員が副業でやっていたビジネスの人脈を、こっちのビジネスに活かせないか?という発想で、結局新規事業を立ち上げることになったというのがありました。
芝本
それは、素晴らしい。社業の幅が一気に広がりますね。それは今までの働き方ではなかなか出てこない事例ですね。
鳥井さん
他にも、社員が急に「こんなことを試してみたいんですがどうでしょうか?」と新しい提案をしてきたと思ったら、副業で試して成果が出たので会社でもやってみたくなったということだったり。
芝本
おーー。風通しが良くなりますね。

ただ、副業といっても、2つの会社から雇われる。みたいなことも発生すると思います。その時は、長時間労働、働き過ぎて過労で倒れてどっちの会社が責任を負うか。みたいなリスクってないんですかね?

なんとなく感じた疑問なんですが。

鳥井さん
あぁ、それはあるかもしれませんね。正直、うちのような小規模ベンチャーにとって、そういう部分はあまり現実的に考えにくいですね。一人ひとりと話せる規模間なので。
芝本
掛け持ちして従業員として働きたい。と相談されたらOKですか?
鳥井さん
完全に「人次第」ですね。
芝本
なるほど。
鳥井さん
人によっては、「掛け持ちでいいからどうかうちで働いてもらえないか」と頼み込むときもあると思います。
芝本
なるほど。そういうパターンですね。本当に、人次第のところがありますね。大企業はその辺が難しいのかも知れません「お金のためだけ」に副業する。

という人ではなく、自分のやりがいや達成したい未来のために、複数の仕事を同時になっているだけ。くらいの人が重宝されますね。

鳥井さん
企業の規模によって課題は全く変わってくると思いますので、全員がそのような働き方にはならないでしょう。少なくとも、機械的な作業の仕事も今後何十年も残るでしょうし。おそらく複業という視点は、ITなどのレバレッジが効きやすく、生産性の上下変動が高いところでしか普及しないと思います。
芝本
まずはそういうところから、複業が始まっていって徐々に広がっていくのかもしれませんね。副業解禁をきに、「お金のためだけ」に働く人が減って、より自分らしく生きることを選択できる社会になればいいなーと思います。
鳥井さん
まぁそうはならないでしょうね(w。

副業解禁なんて言葉で変わってたら、今頃もっと変わってますよ。

現実問題だと、産業構造が変化しないと難しいと思っています。全ての会社がソフトウェア会社に近づいていったときには、否が応でも複業がスタンダードになってます。

「自分らしく生きる」という人たちは、ITの恩恵を受けているだけです。産業を進めていくことで社会を現実的に変えていける起業家になれたらいいなと私は思っています。

芝本
それは壮大ですね。

個人レベルでいうと、IT業界にいなくてもITを使って稼ぐことはできる時代になっている。

気づいた人からやっていくべきだと思うんですよね。実際にできてしまいますし、複業。

副業解禁がそういうことに気付くポイントの1つになればいいなーと思っています。社会を現実的に変えるのは鳥井さんに期待します!

鳥井さん
意識の啓蒙と同時に実際の構造を変えるのも必要ですからね。同時に進んでいく感じになるんでしょうね。まぁ近いうちに!未来は明るいと思いますよ。
芝本
未来は明るい。いいですね。

私も多くの人の意識を明るい方向へ変えられるように進んでいきたいと思います。そろそろお時間ですね。本日はありがとうございました。

鳥井さん
ありがとうございましたー!

本日対談させていただいた方

PVモンスターCEO、鳥井謙吾氏

メディア:トリイケンゴ.com

未就学児を3人育てながら、ベンチャー経営しながら、大学を運営しながら、ブログ書いたりメルマガ書いたり、たまにコンサルティングやったりと、さらっと地獄を乗りこなしていく複業家。

この人マジです!

このまま会社員だけを続けることに不安はないですか?

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ABOUTこの記事をかいた人

共働き夫婦会社員11年目、2児の父。3つ収入源を持つ年収8桁のパラレルキャリア。2000万円の家族の借金を妻と協力して返済した経験から、複数収入源の必要性を痛感。パラキャリブロガーとして新しいサラリーマンの生き方を相棒の「チュー吉」と発信。また、資産形成ナビゲーターとして、セミリタイアできる資産を作る方法をアドバイス。 普段は、製薬会社で営業しています。